僕のヒーローアカデミア 30巻無料

発売日:—–

作品情報

著者 : 堀越耕平

出版社 : 集英社

掲載誌 : 週刊少年ジャンプ

レーベル : ジャンプコミックスDIGITAL

内容紹介

ねぇねぇ、なんでこんな事になっちゃうの!?　大型敵（ヴィラン）の進行で、どんどん被害が増えてるよ！　状況を伝えなきゃ…今も命懸けで戦ってる皆に！　守らなきゃ…一人でも多く避難できるように！　繋ぐんだ…倒れていった仲間の想いを！　私が！　“Plus Ultra”!!…

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「よくある試し読みじゃないの？」
って思うかもしれませんが、違います。

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ヒロアカのあらすじ

ヒロアカの世界では、世界総人口の約８割が
超常能力「個性」を持っています。

具体的には？？
掌から汗を出し爆発させることが出来る個性や、
対象物を一時的に無重力状態にできる個性、
全身から酸性の溶解液を分泌する個性
など種類は様々です。

ただ、その個性を悪用する人もいまして、
それが敵（ヴィラン）と呼ばれています。
個性を発揮してヴィランを取り締まるものが
ヒーローと呼ばれています。

そんな世界の中で「個性」の無い少年、
緑谷出久（デク）が主人公。

デクは平和の象徴として絶大な人気と実力を誇る
No１ヒーロー・オールマイトに憧れていましたが、
幼い頃に受けた検査で
「無個性」
だと判明してしまいます。

それでも？
ヒーローになるという夢を諦めきれず、
これまで偉大なヒーローを多く輩出してきた
国立雄英高校への進学を目指します。

周囲からは合格は絶望的と
馬鹿にされていましたが、
中学3年生のある日、
とある事件をきっかけに
オールマイトと出会います。

一度はオールマイトにも
ヒーローになることを諦めるよう
言われたものの、事件の中で
素質を示したことで
「君はヒーローになれる」
と認められ、オールマイトの個性
「ワン・フォー・オール」
を譲渡されます。

↑そんなことできるんだ？ｗ
って感じですが。

努力の末に雄英高校へ見事合格する事が出来ました。

幼馴染で優秀な個性を持つ爆豪勝己や
ヒロイン・麗日お茶子、
委員長・飯田天哉など魅力的なクラスメイトと
刺激しあいながら、彼が最高のヒーローに
なるまでの物語が続いていきます。

デクはデクで素敵な主人公ですよね。
読んでいて胸がアツくなる台詞を
バンバン言っちゃいます。

「君が、救けを求める顔してた」「君が凄い人だから、
勝ちたいんじゃないか！！勝って！！
超えたいんじゃないかバカヤロー！！！」

「負けた方がマシだなんて君が言うなよ！！」
「全力でかかって来い！！」

うーん！！
しびれます！
ビリビリきます！

デクを例えて言えば松岡修造！？
いや、違うか（笑）

物語では、デクに影響されて
周囲の人間たちも次第にアツくなっていきます。

デク以外にも個性的なキャラが出てきますが、
カエルの個性を持つ梅雨ちゃんも人気です。
仲間想いなキャラクターなのも癒やさポイントかも？

上鳴のテンションも好きですし、
麗日さんも可愛い。
飯田君は皆をビシッとまとめようとするけど
大抵まとめきれない委員長
なのがチャーミング。
クラスの皆が仲良くて良い感じですねー。

仲間たちや先輩ヒーローたちも
名言・名シーンのオンパレードで、
読後のスッキリ感もご堪能あれ♪

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感想・レビュー

週刊少年ジャンプでは鬼滅の刃とか
呪術廻戦とか人気の漫画が多いですが、
その中でもダントツで好きなのがヒロアカ！

きっかけは？
たまたまアニメを見て
「何これ！？超おもしれー！！」
となったこと。

アニメが面白過ぎたので速攻で
漫画を全巻購入してしまいました。

※他の作品では試しに１巻だけ
買うことはよくありますが、
全巻購入したのはヒロアカぐらいです。

ジャンプのテーマとも言える
「友情・努力・勝利」
はしっかりおさえられていますが、
ストーリーがもう、ワクワクしながら
読めまして。

続きが気になるので読み始めたら
止まらなくなるのでご注意を！

ジャンプの漫画の中でも、
ここまでライバル同士の
分り合いを丁寧に描いていた漫画は
ないんじゃない？
って思います。

例えば、かっちゃんとデクのここまでの道のり。
作者がほんと丁寧に書いているんだな～
って、人柄も想像してしまいますｗ

デクがヒーローを目指しているのに
体を鍛えていなかったこと
(憧れるているけれど絶対にヒーローなれない
と分かっている状況で、子供がそれでも
絶対になるって決意を抱いて
身体だけストイックに鍛えられるだろうか？)。

かっちゃんが小さい頃から
なんでも当たり前に出来て
人の上に立っていることに
意味を見出していたから、
ヒーローとしての真の素質をもった
デクの存在が許せなくて
理解出来なくて虐めたこと
(自分にとって異質な存在を
排除しようとするのは子供が
純粋にやっちゃいますよね？）

そのくせ、かっちゃんがいじめっ子側なのに
すぐに泣いてしまうとか。

でも、年齢的には彼らはまだ思春期の子供
というか少年で、ヒーローとしての成長と
精神面での成長も丁寧に描くつもりなんだな
と感じました。

そういえば、ライバル同士といえば
NARUTOのサスケとナルトを思い出します。

最後の最後までライバル同士で、
お互いを知ること、理解することが
最終テーマだったと思いますが、
相手に惹かれていることを
自分で理解しつつも反発していた気が。

ひるがえって僕のヒーローアカデミア。
かっちゃんが、デクvsかっちゃんを乗り越えて、
自分の気持ちを理解するだけではなく、
デクのいいところ(助けるというヒーロー性)
を見習って更に強くなろうとする。

デクの危うさに気づいて
戦闘面でフォローしようとする。
訓練に協力する。

その積み重ねを通して、
1人の少年の心の成長を
描いていったんじゃないかな
と思ったり。

他にも切島君と芦戸さんのトラウマと克服、
やおももちゃんの自己肯定、
相澤先生の合理的決断、
ミッナイ先生の心意気
などなど、本当に読み応えのある
内容が盛りだくさんです。

個人的にはエンデヴァーがヒーローとして
No.1を追い続けた結果、
家族にしてしまったことに
どう向き合うのかが物凄く気になります。

彼が子供にしたことは、いち母親として
許せることではないんですが、
果たして。。