夫の扶養からぬけだしたい

発売日:—–

作品情報

著者 : ゆむい

出版社 : KADOKAWA

内容紹介

専業主婦のももこは出産・育児を機にマンガ家になる夢を諦めた。収入がないことに引け目を感じ、言いたいことを我慢する日々。理解しようとしてくれない夫の態度や発言。すれ違いによって揺れる夫婦の関係。扶養から抜け出し自立することを決意するももこだが…。WEBサイト「ママの求人」連載、Twitterで波紋を呼んだ話題作「ふよぬけ」が待望の単行本化。

夫の不要からぬけだしたいという漫画が
ebookjapanで人気だったので
気になってチェック。

もともとはWEBサイト「ママの求人」連載で、
Twitterで波紋を呼んだ話題作
「ふよぬけ」が待望の単行本化
したという経緯です。

これを読むと、いやでも男性脳と
女性脳の違いが出てきますね。

夫は合理的で正論をこれみよがしに語るし、
妻は動的で心がいつも揺れている。

お互いに足りないものに
気づくまでの展開が面白いですが、
ワンオペでもここまで家庭内が
荒れたりしない家庭が大半なのでは？

いずれにせよ、稼ぎ手の役割を担う夫が
妻に暴言を吐いて家事育児の役割を
担わないのは、昭和の時代であれば
それは当たり前だったかもしれません。

が、今は平成ですらなく、令和です。
今の価値観では、典型的なDV
と言えますよね。

離婚率だって昭和の時代からすれば
増えているのかな？
それに、女性だってインスタやブログで
副業で稼ぐ人だって増えてきていますし。

あ、でも２人が離婚しなくて良かった
というかほっとしました。

つとむさんは確かに酷い夫なんだけど、
彼の思いも描かれていたので
まだ救いがありますよね。

そして夫婦の価値観の違いって
単なるすれ違いも多い
と思うんだけど、読んでいて、
なんだかとても切なくなってしまいました。

私も今では2児の父として
日々を過ごしていますが、
つとむ氏を半面教師として、
モラハラなどはしないように、
家事育児はしっかりと担って
いかねばならぬ！

と心に決めましたが、そういう意味でも、
世の奥様方だけでなく夫たちも
読んだほうがいい作品でしょうね。

あと、個人的に刺さった感想が、
「妻の考えの甘さも鼻に付く」
という内容。

ほほーう。
モラハラ夫からの自立ストーリーを妻と
夫の二人の視点から描かれていて、
夫のモラハラ思想ももちろん
問題があるんですが。

例えば、夫と妻の役割を
逆転させてみたらどうなんだろう？

そもそもこの妻が家事・育児に対して
適性があるとも思えない。
でも社会に出て家計を全て支える
という責任から奥さん自身も
逃げているところがある

という意見。
あー確かに。
一理あります。

結局、理想の夫婦像なんてものは
ないというか、お互いが価値観の
違いを認めつつ、妥協するところは
妥協してうまいことやっていく
というのがいいのかな～。

というのが、パパ4年目の
想いなのであります(笑)

夫の扶養から抜け出したい実話

夫の扶養からぬけだしたい「ふよぬけ」
は完全な実話なのでしょうか？

作者によると、実話未満フィクション以上(笑)

セミフィクションだそうです。

てことはよくある
「事実をもとにしたフィクションです」
に近いかなｗ

ちなみに、Twitterで堀江さんが反応
したことがきっかけでバズった？
という話も目にしましたが、
やはりツイッターってすげーなとｗ

堀江さんもさすがだなとｗ

夫の扶養から抜け出したいインスタ

ふよぬけはインスタでも読める？
見れるのでしょうか？

否、著者のゆむいさんもインスタ
やってまっせという話でしたｗ

ゆむい on Instagram: "【夫の扶養からぬけだしたい】 2月7日　KADOKAWA様より発売されました！全国の書店・Amazonにて✨ ▶︎ amzn.to/2Q6uezC ◀︎ 第１話〜第６話まで、ブログ記事内にてバックナンバーを載せています！プロフィールのURLよりご覧ください✨ もしよろしければ感想を、 #夫の扶養からぬけだしたい ↑ハッシュダグをつけて書いていただけると嬉しいです❤️ #ふよぬけ #夫婦 #comic #漫画 #マンガ #セミフィクション #イラスト #夫 #妻 #夫婦喧嘩 #泥沼 #離婚 #仕事 #自立 #扶養 #就活 #再就職 #在宅ワーク #KADOKAWA #kawaii #かわいい #育児 #子育て #育児漫画 #子育て漫画 #未就園児 #ゆむい"

515 likes, 21 comments - yumui_hpa on February 7, 2019: "【夫の扶養からぬけだしたい】 2月7日　KADOKAWA様より発売されました！全国の書店・Amazonにて✨ ▶︎ amz...

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感想・レビュー

専業主婦の方は、ご主人からよく言われますよね。
「働け」と。
昔は専業主婦が当たり前の世の中でしたが、
今は共働きが大半で、保育園だって
入りたくても入れなくて
「待機児童」
って言葉も生まれるぐらいですし。

専業主婦は今ではめったにいない、
憧れの存在になっています。
（場所とか地域によるかも？だけど）

それだけ、この社会は生きていくだけで
お金がかかるということです。

それでも努さんは、言ってはいけないことを
さらりと言ってのける。主婦は退屈？
はぁ？主婦なんだから
家事をするのは当たり前でしょう。
それに、収入の多寡で見下すのも
おかしいですよね。

専業主婦は家にいる時間が長いのだから、
掃除や洗濯をするべきだ。
でも、自分のことは自分でやってほしい。
スーツを床に置いておくとか。
主婦はあなたのお母さんではありません。

よくよく聞いてみると、
つとむさんの苦労や考え
、状況を理解できないわけではない。
でも、それならもっと早く
相談しておけばよかったのに。

仕事は人生、か。
その通りです。
楽しくて好きな仕事を見つけられれば、
人生は楽しいものだけど、みんなが
そうできるわけじゃないから、
自分の心と折り合いをつけて
向き合っていくしかないんだよね。
と思いました。

決して楽しいわけではないのに、
ついつい「離婚」がちらついた
コミックエッセイを読んでしまいます。

女性が離婚を考えるとき、たいていは
モラハラのようなものがあると思うんです。

本には明記されていないと思いますが、
夫の言動はソフトモラハラだと思います。
その言動は、現実に存在しているのです。

夫から妻へのモラルハラスメントは、
私たちが思っている以上に
蔓延していると思います。

あまりにもあふれているので、
本人たちも気づいていません。

この本が夫におすすめなのは、
夫婦であってもお互いの状況を
正しく理解していないことが、
妻の視点からはっきりと描かれているからです。

後半には夫の視点も描かれていて、
仕事で求められていることを
夫が妻にしていることも描かれていて、
お互いの立場を理解していないことが
見事に浮き彫りになっている作品です。

夫や妻との関係に悩んでいる人は、
ぜひこの本を読んでみると、
お互いの悪いところを改善するための
一歩になるかもしれません。

漫画を通じてお互いを知る、
理解するきっかけになるのであれば、
税込1,155円という値段は
決して高くない！

いや、プライスレス！(笑)